ラーメン鉢に書かれている「龍と鳳凰の絵」について

ふだん、あまりラーメンを食べない人でも、きっと知っているはず。
もし、あなたが「ラーメン鉢の模様を描いて」と言われたら
こんなふうに描きませんか?

 

ラーメン鉢に描かれた絵や、模様、文字のようなものには
ひとつひとつ意味があります。
早速、解説していきましょう!

四角い渦巻きをふたつくっつけたような模様。
これは、「雷門(らいもん)」または「八卦模様(はっけもよう)」と言い
蜘蛛の巣をデザインした模様となっています。

古来中国では、蜘蛛は縁起のいい生き物とされていて
八卦模様は、魔よけの印と考えられていたそうです。

次に、龍と鳳凰の絵。これも、中国から由来しています。
龍は、古来中国の皇帝の紋章だったことから、描かれるようになりました。
さらに、宋の時代において、皇帝意外が使用することを禁じられていた鳳凰は
幸運を招く高貴な鳥として考えられていたことから来ています。
ちなみに、鳳凰は実在せず、空想上の動物ではありますが。

最後に、「喜」という字を二つ合わせたような文字は
結婚式などの慶事で使われる模様です。
つまり、ラーメン鉢は、贅沢すぎるほどに
幸運を招く仕様になっているわけです。

食べるごとに、幸せになっていく食べ物。それがラーメンです。
間違いありませんね!